旅づくりもそんな気がします。
感銘をうけた記事を共有させていただきます。
2015の最優秀賞 「水鏡の七五三」 野武高行(多摩)
素晴らしい! ショットです!!
「ニンゲン」に関心を
(引用元) 2015全日本読売写真クラブ展
時代が動いているのを肌で感じる今日この頃です。写真愛好家の皆さんのまなざしも少しずつ変化しているのが伝わってきます。基本的に天地自然の美しい景色、花鳥風月は主流ですが、眺めて詠嘆するだけに終わらない視線や判断を感じさせます。本腰を据えて目の前の事 物と取り組むのが得意な人々や、一瞬を見逃さない狩人の素早さで仕留めるスナップショットをお手の物とする名人まで、大勢の方々が今までの自分から脱皮しようとする構えがチラチラと見えるのは大きな変化の兆しです。人間は自分と違ったものを許さないところがあります。写真を通して他人の物の見方や感じ方に気がついたり刺激を受けると、目から鱗が落ちてものごとの真相や本質が分かるようになります。自分の殻に閉じこもらず、ひそかに不得手 だと考えていたものにも挑戦すると面白いことに出会えます。外側のことだけではなく自分の内側に今までと違ったものを感じるはずです。皆さんの手は生産的に、足は消費的に撮り続けて下さい。どうしたら良い写真が撮れるかという質問に意味がないのは、自分を取り巻くもろもろのことが 師匠であるからです。人生は写真やいろいろな問題に対する答えです。絶望であれ、愛であれ「ニンゲン」に関心を抱かないで写真は撮れません。前途が多難であればあるほど実りが大きいというのはいささか疲れますが、写真はそれほどすてきで面白いもの なのですね。最も重要な事実は、あなたの撮っている写真の良しあしの説明書は、貴方自身 が作っていくものだということです。