ㅤちょうどいいラッキーフード
みなさんには、「これを食べると、なんだか気分がよくなる」という食べ物はありますか?
身体にいいから、とか。
栄養があるから、とか。
そういう理由だけではありません。
食べた瞬間、自分の機嫌や調子を、いい方向へ動かしてくれる食べ物。
僕は、それを「ラッキーフード」と呼ぶことにしました。
先日の朝のことです。
なんとなくイライラするというか、少し落ち着かない気持ちで事務所にいました。
そこでコーヒーを淹れて、前の日の夜に買っておいた、ちょっと高級なブドウを食べました。
ひと粒食べて、
「ああ、おいしいな」
すると、不思議なんですよね。
さっきまでの落ち着かない気持ちが、すーっと変わっていくような感じがしました。
たったひと粒のブドウなのに。
でも、そういうことなんだと思います。
毎日を気持ちよく過ごすために、大きなことばかりを変える必要はないのかもしれません。
自分の機嫌がよくなるものを知っている。
そして、それを暮らしの中に、ちょっとずつ置いておく。
それだけでも、一日の景色は変わります。
ラッキーフードしか口にしない
そんなことを考えていたら、少し極端ですが、
「もう、ラッキーフードしか口にしない」
くらいでいいんじゃないかと思いました。
もちろん、高級なものばかり食べるという意味ではありません。
僕の場合、味噌汁もそうです。
温かいテールスープも好きです。
そして翌朝は、朝一番にバナナを食べました。
これがまた、よかった。
「あ、上がった」
自分でもわかるくらい、気持ちが少し上向きました。
高級なブドウの日もあれば、一本のバナナの日もある。
それでいいんですよね。
値段でもない。
豪華さでもない。
身体が喜ぶ。
心が整う。
ちょっと元気になる。
自分にとって「ちょうどいい」ことが大切なんだと思います。
自分の機嫌を、自分でつくる
旅も、少し似ているのかもしれません。
ものすごく遠くへ行かなければ、いい旅にならないわけではありません。
有名な観光地でなければ、感動できないわけでもありません。
おいしいものを食べた。
いい景色を見た。
温泉に入って「ああ、気持ちいい」と声が出た。
バスの中で誰かと笑った。
そんな小さな出来事ひとつで、人の気持ちはふっと上向くことがあります。
僕たち旅エールがつくりたい旅も、そんな旅なのかもしれません。
人生を大きく変える何かではなくても、
今日一日の機嫌を、ちょっとよくしてくれるもの。
そういうものを、日常の中にも、旅の中にも、たくさん見つけていきたいと思います。
人生の質というのは、案外こういう小さな選択の積み重ねで変わっていくのかもしれません。
さて。
みなさんの「ラッキーフード」は何ですか?
食べると元気になるもの。
なぜかホッとするもの。
子どもの頃から好きなもの。
旅先で出会って忘れられないもの。
ぜひ、思い浮かべてみてください。
そして今日は、そのラッキーフードをひとつ、自分のために選んでみませんか。
きっと、いつもより少しだけ「いい一日」になると思います。
